ボルネオ島は3カ国にまたがり、北東部はマレーシアのサバ州、サラワク州、ブルネイ、南側はインドネシア(東カリマンタン州・西カリマンタン州・南カリマンタン州・中央カリマンタン州)に分かれる。赤道直下にあり、面積は約74万平方キロメートル(日本の2倍)で、世界で3番目に大きな島(1番目はグリーンランド、2番目はニューギニア島)。
熱帯雨林気候で、平均気温は年間通じて25~30度。年間降水量は3000~4000mmといわれる。熱帯雨林は生物の生産性が高く多種多様な動植物が生息し、生物多様性の最も豊かなエリアと言われる。ボルネオオランウータン、テングザルなどボルネオ固有種も多い。しかし、木材伐採、その後のアブラヤシプランテーションへの転換などで、熱帯雨林はどんどん減少し、生物多様性も失われつつある。
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野生のオランウータンの激減と、パーム油産業の関係などについて、現地に12年間住んでオランウータンの研究、保全活動を行っているマーク・アンクレナス博士へのインタビュー掲載しました。
インタビュー(英和対訳)を読む(PDF)
オランウータンはかつては東南アジア全体にいたが、今はスマトラとボルネオにしかいない。スマトラオランウータン(推定7000頭)、ボルネオオランウータン(推定41000頭)といわれている(Orang-Utan PHVA 2 004 )。
ボルネオオランウータンは、島北西部(主にサラワク州)に生息するP.p,pygmaeus(3000頭)、北東部(サバ州からカリマンタンにかけて)棲むP.p.morio(13000頭)、南部(カリマンタン南部)にいるP.p.wurmbii(25000頭) の3つの亜種に分けられている(Orang-Utan PHVA 2 004 )。
ボルネオオランウータンは、1900年ごろは約18万頭いたと言われている。
タビン、ダナンバレー、キナバタンガン下流域など16のエリアに、11000頭のオランウータンが生息していると言われる。(ground and aerial surveys in 2001-2003 by Hutan and SWD)
キナバタンガン川下流域サンクチュアリでは、オランウータンの全数調査を2003年に行った(Hutan)。下の地図のLot1~Lot1はキナバタンガン川下流域のサンクチュアリ。緑色の部分は保存林。赤い数字はオランウータンの推定生息数。( Hutan and SWD 2004)
「オランウータンは減っていない-プランテーションのアブラヤシを食べて毛並みがよくなっている」に対する疑問。(2009年5月)
スマトラオランウータンソサイエティのデビット・デラトール氏の反論 (2009年6月)