2017年のお正月そうそう、2頭のボルネオゾウが密猟目当てで殺害というニュースが世界を駆け巡りました。

注:ニュースを2つリンクしますが、ゾウの骨の画像、顔が切り取られている画像が掲載されています。閲覧にご注意ください。

これはイギリスのガーディアン紙。ボルネオゾウの話題がマレーシア以外のニュースで取り上げられる事自体めずらしく、ことの重大さを物語っています。

こちらはMONGABAYのオンラインニュース

うち1頭は、昨年夏ごろにBCTJも運営に関わるボルネオ・エレファント・サンクチュアリ(旧野生動物レスキューセンター)に保護されていた、キバが逆さまに生えていたことから「サーベル(Sable)」というニックネームで親しまれていたゾウです。その後、GPSを付けて野生にリリースされたばかりでした。骨だけの姿で見つかりキバは残されていませんでした。

また、もう1頭は顔面を切り取られた無残な姿で発見されたと報道されています。

この事件だけで「いよいよボルネオゾウもキバ目的の密猟の対象になったか」と考えるのは早計かもしれません。というのもボルネオゾウはサバンナの草原で生活するアフリカゾウと違い、熱帯雨林の中を歩き回って生活しているため見つけにくいのです、また見つけたとしても早足で密林を移動するゾウを追うのは容易ではなく、大きな危険も伴います。加えて、体の小さいボルネオゾウはキバも小さいためキバの価値も低いとはみなされます。

それでも、現場に極度の緊張が走ったことには変わりありません。環境・観光・文化大臣は即座にサバ州野生生物局に対策を講じる指示を出しました。至急での対応策、防止策を講じることやパトロールの強化をおこなうことは間違いないと思います。

この件については今後、私たちも現地情報を収集し、報告します。

Borneo Elephant Sanctuary に保護されたばかりの Sabre。野生のゾウは危険なので4足を係留しています。

Borneo Elephant Sanctuary に保護されたばかりの Sabre。野生のゾウは危険なので4足を係留しています。

Sabreを保護したチームの責任者、J.B.氏。Wildlife Rescue Unit のリーダーです。

Sabreを保護したチームの責任者、J.B.氏。Wildlife Rescue Unit のリーダーです。