2017年2月25日、サラヤ株式会社の取締役でありBCTJの理事を務める代島裕世氏が、東京都板橋区の熱帯環境植物館で講演会『アブラヤシを使う企業にできること』を行いました。

サラヤの主力製品である食器用洗剤や洗濯洗剤は、原料にパーム油が使われています。「環境に優しい」と銘打って使ってきたパーム油が実はマレーシアの熱帯雨林減少の大きな原因となっていることを気付かされた時から、サラヤは熱帯雨林を守るための活動を始めました。

アブラヤシは赤道直下でしか育たず、そのため栽培適地では広大な熱帯雨林を伐採し続けていたことも、2000年代に入るまで日本ではほとんど知られていなかったそうです。熱帯雨林は世界でも最も生物多様性が豊かな場所です。パーム油の生産が世界で増えていくということは、その地域で生物多様性がそれだけ失われているということなのです。

人間が豊かな生活を送るために自然や動物を犠牲にしていい時代は終わりを告げ、これからはルールのない開発からルールを守った供給をしていこうと始まったRSPOにサラヤは2004年という早い段階で参加しました。そして、RSPOとBCTJのロゴマークをつけた商品の売上金からボルネオ保全トラスト・ジャパンに対して継続的な支援を続けています。

RSPOへの参加と非営利団体への支援。行政からの取り組みと草の根的な支援の2つを並行して進めることで持続可能性のある社会を作っていきます、と代島理事は語りました。