2016年7月15日、東京都渋谷区のモンベル渋谷店サロンで黒鳥理事と石田理事長のトークショー「オランウータンと吊り橋」が行われました。

会場には動物園やオランウータンのファンがたくさん駆けつけてくださいました。

まずは黒鳥さんのプレゼンから。類人猿のより良い飼育を求めて世界中の動物園を回ってきた黒鳥さんですから、話題には事欠きません。BCTJの吊り橋プロジェクトでも大いに参考にさせてもらった「動物園の吊り橋」について、日本や世界の例の写真を見ながら、開発時の苦労話やオランウータンが初めて橋を渡った時の様子など、興味深い話を1時間以上たっぷりしてくださいました。

BCTJの吊り橋プロジェクトでは、黒鳥さんと同じくBCTJ理事で千葉県市川市立動植物園の水品理事が中心となって現地に吊り橋をかけました。動物園内に高い安全性をもって作られた吊り橋でも渡るのに相当の時間をかけるオランウータンですから、それが自然の中では言わずもがなです。それでも過去に何枚かは実際に橋を渡っている決定的瞬間をカメラに収めることができています。

ジャングルの中の細い川に吊り橋をかけるのは、オランウータンたちに自由に渡って欲しいからです。昔は背の高い大きな樹木があり、木の密度も高かったため、空を覆うように森が川に覆いかぶさっていたので橋がなくても川を渡れたのです。大きな木は人間によって伐採され、周囲をプランテーションに囲まれて劣化してしまった森に流れる川をオランウータンはいま渡ることができません。オランウータンの行動範囲を広げるための苦肉の策とも言えます。

後半は石田理事長を交え、来場者の質問を伺いながらのトークセッションが和やかな雰囲気で行われました。

用意したチャリティグッズもたくさんお買い上げ頂きました!ありがとうございます。

BCTJではこれからも理事や識者、BCTJ関係者を招いての講演会を東京や大阪で開催していきます。楽しみにお待ちください!