プロジェクト

オランウータンのための吊り橋

オランウータンの吊り橋

保護区の中でさえも森林は貧弱になり、枝から枝を腕 渡りしていたオランウータンは移動しにくくなってい ます。水が怖いので、川の対岸に渡ることができません。 ボルネオでは人間用の橋をオランウータンが利用して いるので、SWD、地元NGOのKOCPではキナバタンガン川の支流にロープなどをかけましたがなかなか うまくいきませんでした。 日本の動物園で廃棄消防ホースを利用したオランウータンの遊具が作られているのを知った現地から2007年技術協力依頼がありました。消防ホースは軽量、丈夫、高温高湿に強い、加工しやすい、リサイクル、撤去しやすいという利点があります。自然の中に人工物をつくるという批判もありますが、吊り橋はオランウータンの危機的状況を鑑みSWDが勧めている生物多様性保全の具体策のひとつです(2010年2月に渡ったことが確認された)。

吊り橋プロジェクト最新情報

【6/7】吊り橋4号のレポートができました。

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5月にかけた4号橋のレポートができましたのでご覧ください。

第4号吊橋プロジェクト報告書

【架橋場所】タカラ川
【架橋期間】2011年5月9日~5月16日(準備期間は別)
【架橋法】人工のタワーを支柱とする吊り橋(片岸は樹木。吊り橋の素材は消防ホース)


06.01オランウータンの吊り橋4号、人工支柱を使って架橋しました。

これまでに架けたオランウータンのための吊り橋


オランウータンのための吊り橋 1号橋

多摩動物公園、市川市動植物園の協力を得て、オランウータンのキーパー、ボランティアが吊り橋のデザイン、製作、架橋作業に参加。 2008年4月にメナンゴール川に設置。2010年6月、1号橋を 渡るオランウータンの撮影に成功した。

1号橋
設置場所メナンゴール川(キナバタンガン川支流 Lot4)
設置時期2008年 4月
参加者坪内俊憲さん、黒鳥英俊さん(多摩動物公園)、水品繁和さん(市川市動物園)、岩村惠子さん(元ロカウェイ動物園)、中西宣夫さん(サラヤ)、小川光輝さん・直子さん(スカウ村にいた旅人)、寺沢孝穀さん(写真家)、KOCP(現地のNGO)
報告1号橋報告書

オランウータンのための吊り橋 2号橋

東山動物園、ズーラシア、千葉市動物公園の協力を得て、オランウータンのキーパー、設計の専門家、ボランティアが、吊り橋の新規デザイン、構造計算、架橋実験などを経て、2009年4月にルサン川に架橋。

2号橋
設置場所ルサン川(キナバタンガン川支流 Lot1)
設置時期2009年 4月
参加者木村幸一さん(東山動物園)、宮川悦子さん(ズーラシア)、並木美砂子さん(千葉動物公園)、名取重広さん(設計担当)、山本達也さん(獣医)、小川直子さん(監視カメラ担当)、岩村惠子さん(元ロカウィ動物園)、中西宣夫さん(サラヤ)、KOCP(現地のNGO)、SWD(サバ州野生生物局)、東山動物園、ズーラシア、千葉市動物公園の協力を得て、オランウータンのキーパー、設計の専門家、ボランティア
報告2号橋報告書

オランウータンのための吊り橋 3号橋

京都市動物園、上野動物園の協力を得て、SWD、ダナウギランフィールトドセンターなど地元の人々と架橋しました。2010年10月にタカラ川に架橋。三井物産環境基金の助成を受けています。

3号橋
設置場所タカラ川(キナバタンガン川支流 Lot6)
設置時期2010年 10月
参加者和田晴太郎さん(京都市動物園)、黒鳥英俊さん(上野動物園)、小川光 輝さん・直子さん(監視カメラ担当)、中西宣夫さん(サラヤ)、横塚真己人さん(写真家) DGFS(ダナウギランフィールドセンター)、SWD(サバ州野生生物局)
報告3号橋報告書

オランウータンのための吊り橋 4号橋

昨年10月に設置したタカラ川に3号吊橋を設置したが2月 3月の洪水のため、上流に向かって右岸にある支柱の木が倒壊し、橋も崩落した。4号橋プロジェクトでは、その崩落した3号橋の残骸を撤去し、再度どう位置につり橋を設置した。左岸の支柱となっていた木は健在であったのでそのまま再利用し、右岸には適切な樹木がなかったため初めての試みとして金属のパイプにより支柱となる構造物を製作し設置した。

4号橋
設置場所タカラ川(キナバタンガン川支流 Lot6)
設置時期2011年5月
参加者 伊藤泰志(千葉市動物園)、竹田正人(天王寺動物園、BCT ジャパン理事)、和田晴太郎(京都市動物園)、中西宣夫(サラヤ株式会社、BCT ジャパン理事)
報告4号橋報告書

監視カメラの開発

1号橋

オランウータンが渡ったかどうか、どのような動物が利用するのかなど、吊り橋の観察には監視カメラが必要である。予算、機能、使い勝手の点から、自分たちで作ることを選択した。市販のデジタルカメラに赤外線感熱センサーと2週間の撮影ができるバッテリーを装着し、高温高湿の気候に耐えられるようにした。

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