活動報告

2009年活動報告

【12/23】東京環境工科学園文化祭「渋野祭」が開催されました。

2009年12月23日、待ちに待った東京環境工科専門学校の学園祭「渋野祭2009Enjoy!Ecojoy!!自然にワッショイ!」が開催され大いに盛り上がりました。ボルネオ観察会との縁もあり、今回ボルネオ緑の回廊のパネル展を企画しました。準備からとっても楽しかったです!ボルネオの現状をほとんど知らなかった私たちでしたが、一から勉強していくうちに「どうにかボルネオに貢献したい!」という気持ちが高まり、学生一同一致団結して頑張れました。

私たちの学校は、自然環境を学ぶ学校です。学祭当日も自然や生物に興味のある人々が集まり、学園祭全体がとても盛り上がりました。BCTJのブースでも、テングザルやボルネオゾウ、ウミガメなどメジャーなものから、ゾウの糞に生えるキノコや見落としがちな小さな生き物など、マニアックなものまで 80種類i以上のカンバッチをみんなで数百個作りました(生物多様性カンバッチと呼んでいます)。

当校講師の千石正一先生がつけた 「200円で畳一畳分の森が買えます!地主になって下さい!!」というキャッチフレーズでカンバッチ募金を行いました。募金だけしてくださる方もいらして44,544円も集めることができました。このような地道な活動の大切さを改めて感じました。当日募金してくださった皆さん、今回このような経験をさせていただいたBCTJの皆さん、ありがとうございました。(東京環境工科専門学校渋野祭ボルネオ組代表 青柳麻里絵)

【12/27】宇都宮動物園プチ・ツアー

2009年12月27日、会員の高橋美和さんを中心としたメンバー10名(母子2組を含む)で宇都宮動物園に行ってきました。同園学芸員の高塩篤史さんからのお申し込みで10月からボルネオ・パネル展を開いていただいてきましたが、会期も年内いっぱいとなり、この日は週末等に高塩さんが行なってきたパネル展見学付きのガイドツアーも最終日でした。

同園のオランウータン「リュウ」君は飼育員さんたちの細やかなケアを受けながら暮らしていて、時にはクレヨンで絵を描いてみせてくれたり、わたしたちにオランウータンの知性・感性の豊かさを生き生きと伝えてくれます。パネル展の会場にもリュウ君の作品、そして同じ素材で以前のツアー参加者の子どもたちに描いてもらった絵が飾られていました。これら子ども作品を手渡す実験をするとリュウ君は色彩中心の絵には「合作」してくれることも多かったのですが、バナナとかは破ってしまいました。「食べものの絵(=食べられない)」だと理解しているんでしょうか。

この日のツアーでは、参加の子どもたちもパネル展会場に吊るされた高塩さんお手製の消防ホースのハンモックでオランウータン気分を味わいました。これは手直ししてリュウ君の元に届けられます。次に訪れる方は是非、リュウ君がハンモックを手掛かりに見せてくれる卓抜な身体能力やゆったりと寛ぐ姿を観察し、彼と楽しみを共にしてください。

高塩さんはBCTJ会員顔負けの深い理解と親しみやすい話しぶりで、この二ヶ月の間にたくさんの人の胸にボルネオからの海を越えた想いが伝わったことと思います。この日のツアーもまるで学校の遠足のようなにぎわいで缶バッヂ募金も快調でした。わたしたちも高塩さんに負けずにメッセージを伝えていかねばなりませんし、宇都宮動物園や高塩さんとのよい御縁が続けばと祈念します。

高塩さん・宇都宮動物園の皆さん、本当にお世話になりました!(BCTJ会員・動物園ライター:森由民)

募金総額45,396円緑の回廊基金にいただきました。

【12/25】坪内俊憲理事長講演会in大阪

2009年12月25日、通天閣の真下の居酒屋「のこされ島」で坪内さんのお話を聞きつつの交流会が開かれました。コンパクトな会場ながら関西方面の会員を中心に御友人・報道関係など参加者26名の盛会となりました。

坪内さんからは、今年のさまざまな活動の展開と、残念ながらそれさえも凌ぐ勢いの森林の危機が語られました。ボルネオの熱帯雨林を破壊しながら生産されているアブラヤシが、わたしたちの現在の、そして将来の(バイオ燃料などの)生活に直結するものである以上、わたしたちは事態を深刻に受け止めなければならないでしょう。

しかし同時に、深刻な事態に陰鬱に対応していては心身ともに長期的な活動力を保つことは不可能です。わたしたちが目指すものが、わたしたちにとってもボルネオの当たり前の人たちにとっても、そして地球環境にとっても明るい持続可能な未来であるのなら、その活動もまた明るい活気のもとに進められねばなりません。この夜、一人々々マイクを回して自己紹介がてらに語られたことばは、参加者それぞれの生活に根差しながらも宴にふさわしい明るいものでした。それは初対面も多かったお互いがこれからつながり合える可能性の何よりの証と言えるでしょう。今年もスタディ・ツアーを含め、数々の取り組みが進められる予定です。それぞれがふさわしいかたちで参加し出来ることから取り組んでいくなら、今回の会の明るく和やかな雰囲気もまた、具体的な希望へと育つでしょう。

翌日には参加者の一部が、天王寺動物園の保健副主幹で獣医師の竹田正人さんの御厚意で同園を見学しました。生身のオランウータンとも向き合い、「野生動物の本来の生息地との一体感」を目指して施設を革新することに努めている園内をガイドしていただいて、さらにボルネオひいては地球全体とわたしたちのつながりを実感できたと思います。(BCTJ会員・動物園ライター:森由民)

【11月】上市中学校の生徒さんがチャリティバザーを開きました。

3年間の国際理解教育の集大成として、富山県上市町立上市中学校の生徒さんたちが文化活動発表会でボルネオゾウのためのチャリティバザーを行いました。以下、報告書から引用させていただきます。

「私たち3年生は1年からの3年間、国際理解をテーマに総合的な学習をしてきました。国際支援のカテゴリーではボルネオの生物について調べとくにボルネオゾウに関心を持ちました。…ボルネオ島では森林の伐採、アブラヤシノプランテーションへの転換によってどんどん森が減少して、動物たちのすみかを壊しています。…この現状を知った私たちはボルネオゾウのために何かできることはないかと考え、エコバッグやトートバッグ、巾着などを、放課後や休日を利用して手づくりしてチャリティバザーをします。なぜ物を売ろうと考えたかというと、募金してもらう側も募金する側もなにかを得られるし、お金が集まりやすいと思ったからです。ゾウたちが自由に動き回れるようみなさんご協力ください」

目標額の6万円を突破、76664円をボルネオ緑の回廊に寄付してくださいました。ボルネオゾウのために約320㎡の森を買うことができます。上市中学校のみなさん、関係者の方々ありがとうございました。

【12/6】「ジャングルクリスマスフェスタ in 白金」が開催されました。

朝9時に集合して展示、寸劇や紙芝居のリハーサル、あっという間にオープニングの時刻に。今年は、紙芝居や万華鏡つくりなどキッズ向けのプログラム、MGパールの販売、ワークショップ、パネル展、パーム油を使ったお菓子やインスタント麺などの展示など、内容充実。

「200円で畳1枚分の森が買えます」というキャッチフレーズで、寄付200円ごとに畳チケットを1枚配布し、森ボードに貼り付けました。どのくらい森は買えたかな?(現在集計中)。

カードゲームやポチョポチョなど来場者やスタッフが一緒に参加するプログラムが多く、アットホームな雰囲気でした。

↓写真の説明(上から)

  1. ボルネオ生きものカードゲーム。神経衰弱のような素朴な遊びだけど、子どもたちは意外と熱くなっていました。
  2. MGパールのアクセサリーなどは1200円。そのうち600円が寄付になり、畳3枚分の森の購入資金になります。
  3. 来場者と一緒にポチョポチョ。5分もやるとけっこう汗ばんできた。

→毎日新聞、読売新聞に紹介されました。(PDF)

【10/30-11/8】大阪市天王寺動物園での「ボルネオ 命の森展2009」は無事終了。

平日はボルネオの現状を訴えるパネル展示でしたが、来園者の多い土日祝日には、グッズ販売・募金と講話も行いました。来場者はほとんどが親子連れ。カンバッチが予想以上に大人気で、最終日になる前に売り切れてしまいました。

また、子どもたちにボルネオの現状を話すと、自分の財布から小銭を取り出して、缶バッチを買ってくれたり、募金をしてくれたりしました。お小遣いの中からオランウータンたちのためにだしてくれたお金、とても重みを感じました。ご協力してくださった皆様、ありがとうございました。(イベントスタッフ)

*カンバッチの個数足りなくなってしまってごめんなさい。次回はもっとたくさん準備しますので、よろしくお願いします。(事務局)

【11/2】「ボルネオへの恩返し」第2夜 坂東元さん
「動物園が生物多様性保全に本気で取り組む理由」   11月2日(月)

 ゾウのアサコから話は始まった。

参加予約が多かったので講演会場はギャラリーではなく、広い10階の会議室。ビジネスマンの方が目だったのにビックリでした。開口一番、「来園者が一気に増え旭山の名前ばかりが一人歩きしてちょっと戸惑っている。命を展示するという私達のスタンスをどうやったら来園者に示せるか常に考えている」、「絶滅危惧種だけを守ればいいわけではない、“ふつう”の動物たちを守れれば希少種も守れる」「僕自身、最初は動物園の存在には否定的だった」と坂東さんがおっしゃられたのが印象的でした。以下は講演内容で、*は僕の感想です。(石上淳一)

■ゾウのアサコとの出会いが原点

獣医師免許を取り、いつ潰れるか分からない状態の旭山のスタッフとなり、「飼育ときどき獣医」という職務の中出会ったのがゾウの「あさこ」。20年も1頭で飼育されているのに、澄んだ目、淡々とした表情で「ゾウ」として堂々と振舞っていた。大型動物では命といわれる足を怪我して、だんだん悪化するのに、死ぬまできれいな目のままだった。それまでは長生き、治療することが善だと思い込んでいたが、思いもしなかった生命観があることに気づき、相手を知ること・思いやることとは一体どういう事なのだろうと考えるようになった。動物には痛みも苦しみも受け入れる生き方、ぶれることもへつらうこともない気高さ・尊さがある。

*犬・猫などペットは別として動物にはそれ以外の生き方はないということ。当たり前の事ですが、僕自身言われてみないとその視点には辿り着けませんでした。

■「ただのアザラシ」

来園者は減り続ける中でも、遠足に来る子どもたちはアザラシでもフラミンゴでもずっと飽きずに見ている。ただ、付き添いの大人が「はい、次行きますよ」「ラッコじゃないよ、ただのアザラシだよ」といって子どもたちを急かしていた。そこで、ちょっと待ってくれ、なにがただのアザラシなのか言ってくれ。アザラシの何を知っているんだ?アザラシのことを10分話せる人はいないだろう?この言葉を聞いた子どもたちは「ただのアザラシ」「なんだ,アザラシか」と思ってしまう。アザラシとラッコは同じ命なのに、人間がもつ価値観で勝手に差をつけるのはおかしいだろう、「いつかアザラシで見返してやる!」と思った。僕たちは「ふつう」の動物たちを見ていてもあきることはない、そのすばらしさをお客さんに伝えるにはどうするか考えた。

■ワンポイントガイド

施設は古い、お金はない、そんな中でできることは飼育者がお客さんに直接説明すること、ワンポイントガイドを始めた。当時は人前で話すなんてとんでもないという人が多くて、当番の前の日は眠れない人も致し、説明も「ライオンは食肉目・・」とつまんないし・・・でも、雨の日も台風の日も1日も休まずやり続けるうちに「この動物たちのすごさを知ってほしい」と強く感じたし、お客さんも興味をもって聞いてくれるようになった。

*そこまで坂東さんやスタッフ仲間達を動かしたのは「動物がいるから動物園があるというブレない価値観」だったと坂東さん自身が振り返っていました。

■ペンギンの散歩・・ありのままを見せるのが行動展示

それぞれの種がそれぞれの種としてありのままの一生を送れる環境を整え、そのありのままの姿を見てもらう・・「ありのままが一番美しい」というスタッフとしての価値観を来園者と共有したい。冬のペンギンの散歩は来園者に人気があるが、あれはペンギンたちが歩きたがっているからやっていることが、ペンギンが散歩に出たからなければその日はなしになる。パレードや行進を人間がさせているわけではない、蝶ネクタイをさせるなんて論外だ。人間はペンギンがヨチヨチ歩くのをかわいいというが、水中を泳ぐ姿を見れば圧倒されるだろう。かわいいという価値は飽きられるが、その動物の本来の姿をみることは本質的で飽きることはない。また、本質を見せる展示はお金をかけなくてもできる。昔はゴミ捨て場から役に立ちそうなものを拾ってきて、アイディアを形にしてきた。小さな失敗をたくさん重ねると大きな失敗をしなくなる。想いを形にすることが大事だと思う。キツネとタヌキは昼間は寝ているし、獣舎はニオイがきついしということで、来園者は走り抜ける場所だった(笑)。でも、うろのある木や塩化ビニールの管を置いたら、彼らはそこで寝る。人間は本質的に除くことが好きで、一生懸命覗いて{いた、いた}と喜ぶ・・・ニオイはきついままなのに、それだけのことで来園者は一生懸命見ている。

■オランウータン・・命をつなぐということ

 オランウータンのリアンの話をする。

体重が2倍ぐらいあるオスがメスをおもちゃにしたりするのでオランウータンはペアリングがむずかしい。旭山にいたりアンは人間で言えば20歳ぐらいの若いおじょうさん、お婿さん候補として来園したのがジャックという12歳も年上のオス、まあ中年の親父。ジャックは体が圧倒的に大きいから、いきなりいっしょにすると危険もあった。リアンは行動展示で3次元を自由に行き来してきたが、ジャックは二次元状態での生活が長かったので、このままペアリングさせればリアンが環境での優位を行かせるので上手くいくかもしれない。ペアリングを行ったところ、最初はリアンはジャックが手を出そうとするとすぐロープを使ってするりとかわす、だんだん慣れてきても用心のためにリアンの片手は必ずロープを掴んでいるというプロセスを経て成功。ところがモモが産れても、母親の子育てを見ていないリアンは、モモをそのまま地面に放置して、「私、無理」とでもいうように袋をかぶってしまった。ここで人間がミルクを哺乳びんで与えるという方法もあったが、極力オランウータン自身で育てさせたかった。そこで、リアンのおっぱいにモモを吸いつかせると、その後はリアンはモモをずっと抱いているようになった。モモを育てる様子を見ていると、最初はモモの自由にさせているが、時期がくるとダメなものはダメと教育を始めた。

*オランウータンの飼育担当の黒鳥さんや水品さんにも出産子育てのお話を聞いていましたが、やはり授乳・抱っこというのは共通して非常に大事な行動なんだなと思いました。

■命の連鎖・食物連鎖

スズメの子が落ちていると助けてあげたくなるものだが、助けることが自然保護になるのかきちんと考えないといけない。スズメの子は2時間おきに餌を与えないとあっさりと死んでしまう、巣立つまでの2週間、合計2400回もの給餌が必要だ。途中で死んでしまうのはかわいそうだからといって全部の雛を育てたら、空一面スズメでいっぱいになってしまうだろう。また、ハエが嫌いだからといって人間が殺虫剤をまいたら鳥が死んでしまう。いろいろな生きものがいるから自然は命で溢れている。比較的民家の近くにいる猛禽類のチゴハヤブサは巣立つまでに300羽のスズメなどの小鳥を食べる。チゴハヤブサも死ねば分解されいろいろな生物の餌になり、サイクルが回る、無駄な命はない。命の健全なりサイクルが働いている自然には何も足さなくても命が溢れる。見方を変えれば命を終わらせてくれる仕組みの中で命が溢れるのが自然である。かわいそうといって助け続ける「愛護」では「保全」することはできない。「個」は「個」として存在するのではなく、環境の一部として存在する、そのことで命は繋がれていく。

*坪内さんがよく「保護、保全、保存は違う」という話をしますが、同じことを違う角度から言っていました。その一節を聞いておふたりとも「保全」という価値観がしっかり据わってるんだなぁと思いました。

■オオカミの森・エゾシカの森・・飼育動物のふるさとへの架け橋

「動物園では飼育しているけれど野生では絶滅」というのでは、動物園は野生動物をコレクションしているだけ。飼育動物とそのふるさとをつなぐことが動物園の本来の役割だ。昔北海道にはオオカミもエゾジカもいて自然の健全なサイクルだったが、明治以後西洋的な価値観に変わって、道産子を襲うオオカミとは共存できないと大規模な駆除、明示29年の毛皮取引の記録を最後にオオカミは絶滅した。エゾジカも捕殺と豪雪による大量死で大正9年には全滅したと考えられていたが、1942年になって再発見された。オオカミという捕食者がいなくなり、牧草地が増えたため、エゾジカは大量に繁殖している。樹皮を食べているところを目撃されてもそのまま食べ続ける・・・人を警戒しないというかなめ切っている。知床では在来種はエゾジカに食い尽くされ、残っているのは尾にアザミなどの外来種ばかりだ。最近ではエゾジカを狩る猟師が老齢化して撃ったエゾジカをそのまま放置するので、クマがでてきてシカを食べる、クマと人間の生活圏が重なってきている。人間だけで豊かに快適に生活しようとすると、「有害」動物が生まれてくる・・人間にとって都合のいいことばかりやっていたら、生きていけない、人間の行き方を変えなければまた同じことを繰り返すだけだ。

*誰がエゾシカを害獣にしたのだろうかというお話でした。そしてそこから広がっているのがヒグマの食獣化であり、新たな対立が始まるのではないかとのこと。彼らにとっては適応でも、人間との関係は悪化、不調和はどんどん広がっていて、坂東さんはこれを「雄大な不自然」と例えていました。そして結局求められる事は「自分達の価値観を知ること」。

■ボルネオへの恩返し

ボルネオに行くとアブラヤシのプランテーションばかりで森がほとんどない、親を殺され保護されたオランウータンの子どもはさびしい顔をしている・・・これじゃあいかんと思った。しかし、森に入ると、ゾウはいるわ、テングザルはいるわ、虫がいるわ・・薄っぺらい森なのに命が溢れている。あれだけの動物たちが食べさせていけるのだから、熱帯雨林は地球の生命が沸いてくるところだと実感した。アブラヤシからつくるバイオディーゼルはCO2削減になるというが、オランウータンなど野生動物にとってはどうか? CO2削減は手段にすぎない、削減したその先にどんな未来を描くのかが問題なのだ。たくさんの命が命を繋ぎ続ける未来を僕は描きたい。動物園にはレクレーション、研究、教育、自然保護の4つの役割があるが、4つが別々に存在するわけではない。子どもたちにいろんな動物といっしょにいることの居心地のよさを知ってもらいたい。ボルネオ野生生物レスキューセンターは、アブラヤシを食べて害獣扱いされているボルネオゾウを一時的に保護し、森に返す・・現地で壊れかけている人間と野生動物との関係の再構築を目指している。パーム油を使っている消費者みんなが、その生産地への恩返しをする仕組みをつくりたい。

*ボルネオやレスキューセンターについては時間の都合であまり触れられませんでしたが、何故坂東さん、旭山動物園がボルネオの保全に本気で取り組もうと思い始めたのか、そんな内容がギッチリ詰まった2時間だったと思います。ボルネオを見てから坂東さんが一つやめたこと、それはカップラーメンを買うことだそうです。コンビニは好きだし使わないのは無理、でもその中で出来ることのひとつとして始めたそうです。最初から大きなことを目指すのは難しいですが、私達にも出来る小さなことから確実に。そんな一つのことからも坂東さんのブレない価値観が垣間見えました。見習いたいですね。

世界銀行共催イベント「ボルネオへの恩返し」コーヒーアワー第1夜
黒鳥さん講演会参加報告   10月23日(金)

 「未来に伝えたいものものを載せるのが箱舟です」と酒井清一さん。

 動物園のオランウータンの話をする黒鳥英俊さん。

 「顔もそうですが、オランウータンは性格も行動も個性豊かです」

パネルやアート展示が見たかったので、少し早目に到着。ギャラリー全体にパネル、箱舟、絵画などが展示され、部屋が丸ごとボルネオのような雰囲気で、今までにない空間でした(何度もイベントに参加している僕にとっても新鮮)。

箱舟の中にある「フタバガキの実」は僕のオススメ。羽根つきのような羽根がついていて、クルクルと回転しながら落ちてくるそうです。タイミングがあわないと現地でも落ちてくる様子はなかなか見られません。フタバガキの木は1960年代からさんざん伐採され、ラワン材として日本で大量消費されたそうです。他にも箱舟の中には木の実や木の葉、地元の人が使っている道具がいっぱい・・・現地のものを実際に見ることが現地の本来の環境、生物多様性を知って頂く近道だと思います。ちなみに、箱舟にのっているグッズのほとんどはBCTジャパンの理事・荒川共生さんが長年現地に通って集めたもの、貴重なコレクション、ありがとうございました。

黒鳥トークはオランウータンという動物の説明から。きれい好きで雑巾を渡すと、あちこち拭いて、水で洗ってまた拭くのが趣味というジプシー、普段はどんと構えているのに新芽やどんぐりなど好物があるときはまめに動いて探すチャッピー、もうすぐ3才になるミンピーなど個性豊かな個体のエピソード、動物園でのオランウータンの飼育の変化(生まれたら飼育係がミルクを飲ませ、抱っこするなど、人間の赤ちゃんと同じように育てていた時代→オランウータンが母乳を飲ませ、抱っこして自分で育てる、ヘルプが必要なときだけキーパーが手助けする時代)など、オランウータンファンにはこたえられない内容。印象的だったのは多摩動物園にいるモリー(推定57歳。ギネスブックでは世界最長寿)が、老齢で目が悪いにも関わらず、スカイウォークができたら悠々と渡り、飛び地で樹木の枝を集めて巣(もどき)作りを始めたとのこと。2才のときボルネオから日本へきてずっと動物園暮らしだったのに、森で暮らしていたときのことを覚えていてびっくりしたそうです。そして、話はオランウータンの吊り橋へ。

オランウータンのふるさとを見に行こうと現地に行って、アブラヤシのプランテーションばかりで森がないことにショックを受けたこと、現地でオランウータンの保全活動、研究をやっているイザベラ博士が多摩に来て消防ホースで橋を作ってほしいと依頼されたこと、デザインや工法、工具の選択を水品さんと行い、2008年4月に現地で汗水たらして吊り橋をかけたこと、現地では思いも寄らぬトラブルが発生したことなど、臨場感たっぷりの話しぶり。まだオランウータンが渡ったという証拠はないけれど、このまま何もしなければオランウータンは絶滅してしまうので、何とかしたいと話されていました。なかなか聞くチャンスのないキーパーの経験談は非常に聞き応えがあり、また何故日本のキーパーがオランウータンの故郷での保全に関わっていくのかがよくわかりました。

また、参加アーティスト、BCTジャパンの理事からも、それぞれの立場からのお話を聞くことができました。

■ 箱舟作家の酒井清一さん

「ノアの箱舟をイメージして今まで何回も箱舟を作ってきた。今回はボルネオというテーマで、ボルネオの自然を保全したいとの想いをもった方々から箱舟に載せるものを提供していただき、コラボレーション作品ができた。今後も次世代に残したいものを伝えていく活動をしたい」

■ 市川動物園の水品繁和さん

「1号橋を黒鳥さんといっしょに作ったが、残念ながらオランウータンが渡ったという報告はまだない。オランウータンたち野生動物にとっては、住む場所が小さくなったり分断化されると非常に困る。スマトラオランウータンもボルネオオランウータンも現在既に危機的な状態で、このまま何もしなければ絶滅してしまう。これからも努力して行きたい」

■写真家の横塚真己人さん

「長年ボルネオに通って撮影しているが、アブラヤシプランテーションの拡大には危機を感じている。キナバタンガン流域では動物をたくさん見ることができるが、それは自然が豊かなわけではなく、森にいられなくなった動物が川岸に追いやられているからだ。何とかしなくてはいけないと思っている」

■ アーティスト&デザイナーとして参加している池田泰子さん

 「自分自身の暮らしから環境を
考えたい」と池田泰子さん。

「パーム油のことを知ってから食品の表示をよく見るようになったが、植物油脂は多様なものに使われている。息子はポテトチップスをおいしそうに食べるし、パーム油がないと貧しい国の人は植物油が食べられなくなるかもしれない。パーム油を使わない生活は無理だと思うが、パーム油の生産地でどんな問題が起きているのかなどお母さん仲間にも伝えていきたいし、自分なりの支援をしていきたい」

コーヒー(無料。世界銀行さん、ごちそうさま)を飲みながらゆったりとお話を聴き、いろいろな思いが詰まった作品を見ることが出来る、とても濃密な時間だったと思います。

会場・懇親会でのカンバッチ募金や寄付などありがとうございました。ボルネオ緑の回廊へ寄付させていただきます(7231円)。次回は11/2、旭山動物園の坂東さんのお話です。また違った立場からお話を聞くことができると思うので、皆さま是非お申し込みの上ご足労下さい。(石上淳一)

宇都宮動物園「オランウータンの世界」見学記   10月

日光東照宮まであと19kmの地点にある宇都宮動物園でパネル展が開催されていることを知り、早速行って来ました。ログハウスのオープン展示場でまず引き付けられたのは、天井の梁から吊り下げられている手作りの消防ホースのベッドでした。それは昨年、今年と2回にわたり、BCTジャパンによって現地ボルネオのキナバタンガン川支流に設置された、孤立したオランウータン達の為の吊り橋を連想させ、近寄って見れば見るほどにこれは凄い!と気持ちもたかぶります。動物園内の倒木利用により出現した小さな森を見上げれば、天井まで伸びる木の幹にペーパークラフトのオランウータンがつかまっていました。壁面にはアブラヤシプランテーションの拡大とそれらによる森林破壊の様子を来園者に知ってもらう為のパネルが展示され、熱帯雨林の現状を示しています。ガラスケースの中にはパーム油が使用されているとおぼしきインスタント食品等の展示もあり、成分表示の細かい文字までよく見ることが出来るようにと、大きな虫眼鏡までおいてありました。また、オランウータンのリュウくんがこの3年間に描き貯めて来たお絵描き作品群も賑やかに飾られていました。お客さん達にボルネオの熱帯雨林の窮状を伝える為に、労を惜しまず展示制作に取り組んだ動物園の方々には頭が下がります。

毎週末にはパネル展とオランウータン舎とを組み合わせたガイドツアーが実施されています。ここで、学芸員さんが教えてくれた過日のガイドツアーでの素敵な話を一つ紹介しましょう。

「先日のガイドツアーに小学2年生の男の子がお母さんと一緒に参加していました。オランウータンのリュウくんは色紙にクレヨン画を描き終わると、屋内放飼場の鉄格子の隙間から『これあげるよ!』と言わんばかりにポンと投げて男の子にプレゼントしたのです。お絵描きを最初からじっと見ていた男の子は、感激してその絵を大事に家に持ち帰りました。動物園に後日届いた手紙にはリュウくんへのお礼と共に、『リュウくんの故郷の森がなくなるのは絶対いやだから、自分も何かをしたい!』と、書かれていました。」

伝えることの大切さと伝わることへの感動をしみじみと感じながら、この地球で一番古くから存在し続けている熱帯の森、私達人類の大切な財産であるボルネオの熱帯雨林を失ってはならないと、あらためて思ったのでした。
(高橋美和 記)

第2回ボルネオ国際マラソン   10月11日(日)

 ボルネオマラソンいよいよスタート!

第2回ボルネオ国際マラソンがコタキナバルで10月11日(日)行われました。まだ2回目であまり知られていない大会なのですが、各国から多くの方が参加しました。コースはフルマラソン、ハーフマラソン、10kmコースとありますが、いずれも景色がよく心地よく走れるコースです。

ジスコ・ボルネオ旅行社の「ボルネオマラソンツアー」はツアー代金の一部が「ボルネオ緑の回廊」に寄付されるので、マラソンを走ると同時に生物多様性保全活動の支援にもなります。今回は、参加者(ランナー33名+3名)から、153,126円の寄付をいただきました。

次回の第3回ボルネオ国際マラソンは2010年4月4日の予定です。
→詳しくは ジスコボルネオ旅行社 http://borneotravel.co.jp/

「横浜国際フェスタ2009」に行ってきました。   9月5日(土) 6日(日)

9月5日、6日の2日間、パシフィコ横浜で行われた横浜国際フェスタにて環境NPOとしてブースを初めて出展しました。環境・人権・開発教育・異文化交流を主としたたくさんの団体さんが精力的に活動されていて、新参としては(他団体さんの活動方法を見てさせて頂き)、とても勉強になりました。

環境系の団体のコーナーにあったせいか、BCTジャパンブースに興味を持ってくれる方々が多く、ボルネオに実際に旅行に行った方や現地BCTを知っている方、これから行く予定の方など、たくさんの人々と話すことができとても貴重な出会いの場になったと思います。熱帯雨林の減少については知っている方が多いのですが、アブラヤシプランテーションや、そこから採るパーム油を自分達が日常から使っているとは知らない方が多く、今後広報活動をしていく際の指標にもなるかと思います。

また、今回驚いたのはテングザルの人気の高さ!子どもから大人までぬいぐるみを見て「テングザルだ!」。聞いてみると最近テレビで見たという方、ズーラシアで見たという方の二通りがありました。今までは親しみやすいという理由からオランウータンとボルネオゾウばかりに焦点が当たりがちでしたが、今回の様子を見ていて新たな主役が現れそうだなと思いました。

5日の夕方、坪内さんが「オランウータンの吊り橋を架けた!・・・ボルネオでの生物多様性保全活動」と題した講演をしました。初めは誰も来てくれないのではないかという心配がありましたが、会員以外でも約20名、50分という長い時間皆さん席でじっと聴いていました。中には熱心にメモを取る方、話の内容に涙を流してくれた方も居ました。

来場者も多く(こちらの見通しが甘く?)、2日目の15時頃にはパンフレットが品切れ、缶バッチも人気のオランウータンとテングザルは売り切れ。次はもっとたくさん用意しなくてはいけませんね。

今回このような場を提供して頂いた横浜国際フェスタ2009組織委員会、情報交換をして下さった出展団体の皆様、そしてブースにいらして下さった方々へ、この場を借りてお礼申し上げます。本当にありがとうございました。これからも楽しく精力的に活動を続けたいと思いますので、BCTジャパンご支援の程宜しくお願い致します。(BCTジャパン国際フェスタスタッフ 石上淳一 )

ぐんま昆虫の森、横塚真己人さん講演会報告   8月9日(日)

「ボルネオの森と昆虫展」はボルネオのめずらしい昆虫を紹介するだけでなく、「生態系のなかでの昆虫」という視角で切り取っていて非常に新鮮に感じられた。とはいっても、ジンメンカメムシ100面相とか擬態するコノハムシはやはり魅力的。

ボルネオの写真を見ながら聞く横塚さんの話は、昆虫の説明から撮影秘話まで盛りだくさん、大満足でした。そのなかのエピソードをご紹介。

  1. 日本ならクヌギやコナラを探せばクワガタはいるなど日本なら大体見当がつくが、ボルネオでは樹木の種類から判断するのはむずかしく、現地のガイドさんに教えてもらった(えっ、虫探し名人が?!)
  2. カブトムシは標高500mぐらいに多く、高い場所には少ない。クワガタは低地には少なく高地に多かった。
  3. アリと共生する植物のカガイガイセンに、クワガタは集まっていた。
  4. キノハダカマキリは、木の肌にぺったりひらべったくついている。ゴワゴワした感じまで擬態する
  5. 樹幹を2つに切って見ると、アリがびっしりいることがある。熱帯の木には自分を守るために、樹皮がかさぶたのようになってどんどんはがれるものもある。
  6. 熱帯雨林の林冠で撮影したくて、ツリークライミングを勉強。自分の足の下に森が広がっている、サイチョウやオランウータンを同じ高さでみるのは素晴らしい。(撮影中の自身の写真をみて、笑っているけれど、無理してますよね。
  7. 樹上撮影するときは、まずは釣り糸をつけた吹き矢を木に投げ、うまくかかったら釣り糸をひも、ロープに結びかえていく。まさにロープが命綱だから、真剣にやっている。
  8. 樹上撮影のときは、野生動物たちが起きる前に上っておく。真っ暗な中をロープで注刷りになって登って行くのはけっこう怖いもの。また、動物たちに異変を感じさせないよう、樹木から下りるのは夕暮れ。
  9. 樹上で撮影していたとき、オランウータンの子どもと視線があったら枝を投げつけられた。親がなにかアクションをおこしたら降りなくちゃと思ったが、親は食事に夢中。ほっとして撮影続行。

「ボルネオへの恩返し」講演会in旭山動物園   7月20日(月)

 講演会の様子

 講演会の様子

心地よい夏の日差し、観光客、カップル、小学生などで相変わらず園内はにぎやかでしたが、講演会は話すほうも聴くほうも真剣そのもの。

まずはボルネオ保全トラストの坪内さんが「世界的な不況にも関わらず、アブラヤシのプランテーションはどんどん開発されている。最近サバ州ではオランウータンがマングローブやプランテーションなどでも目撃されている。彼らは果実や木の皮など200種類以上食べているので、マングローブなど本来なら棲むはずのない場所にいるのはそれだけ追い詰められているということだ。アブラヤシを使っているのは我々自身。自分たちがマッチになって火をつけているが、一人一人ポンプにもなれば火は消すことができる」と熱く語りました。

次はサラヤの代島さんが「アブラヤシから採るパーム油は生産量も多く、用途も多様。企業として生物多様性保全に積極的に取り組もうと考えている。サラヤはパーム油を使っているヤシノミ洗剤の売り上げ1%をBCTに支援している。ボルネオの森を守るというコンセプトが消費者に理解していただけたと思う」と企業と生物多様性保全について講演しました。

「パーム油を使わないようにすればどうすればいい?」という質問に対して「インスタント麺、チョコ菓子、ポテチ、冷凍食品などパーム油はさまざまな商品に使われ、使わないようにするにはかなり難しいし、使わないこと=問題解決とはならない」といった回答がありました。最後に園長の坂東さんが「ボルネオで何万羽もの鳥がいっせいに羽ばたくのを見て、これだけの鳥が食べる虫の数、それをはぐくむ森の豊かさに驚いた。一方、ボルネオゾウがプランテーションに入り込み害獣扱いされていたり、プランテーションが延々広がっている・・・ボルネオにお世話になっている僕たち自身が何かしていきたいと考えている」と話しました。北の旭川から、南のボルネオに想いをはせた1日でした。

ズーラシアでオランウータンのためのハンモックを消防ホースで作りました。  6月13日(土)

 講演会の様子

 講演会の様子

ボルネオ緑の回廊のパネル展がオランウータン舎で開かれていますが、オランウータンのロビン君を見ながらパネルも読んでもらえていました。

炎天下、ジャングルカフェの東屋で消防ホースを編んでハンモックを作りました。消防ホースを編みこんで四角く作るのですが、きちん四角にならないとボルトが留まりません。出来上がったときはみんな汗だく、ロビン君たちがお昼寝に使ってくれるといいですね。

これまで3日間行ったカンバッチ募金は総計54,168円。6月21日28日も午後1:30から3:30まで行います。オランウータン、ボルネオゾウ、テングザルなどたくさんの種類があるので見に来てくださいね。

毎週金曜日は14時よりボルネオに吊り橋2号を架けに行ったオランウータン飼育担当者による解説があります。みんな聞きに行ってね。

ぐんま昆虫の森で「ボルネオの自然と昆虫」展開催中。  6月2日(日)

ぐんま昆虫の森へ行ってきました。昆虫の写真や標本、生きた虫をうまく組み合わせたおもしろい企画展になっていました。

横塚さん企画・出演のドキュメンタリー「天空の果実」(2003)も上映され、BCTジャパンのボルネオの昆虫カンバッチ、ボルネオオオカブトが好評でした。

ボルネオの自然と昆虫展は8月30日まで行われます。

8月9日には横塚さんの講演会もあるそうです。虫好き、ボルネオ好き、自然好きの方、ぜひ行ってみてください。虫を見直すチャンスかも。

「しながわECOフェスティバル2009」に出展しました。   5月24日(日)

あいにくのお天気とインフルエンザの影響が心配されましたが、その中でも多くの方にご来場いただきました。地域密着型イベントという事もあり、子どもたちがたくさん立ち寄ってくれ、缶バッチに大注目!..『オランウータンかわいい!!』『あ!テングザルだー』となかなかマニアな声も聞かれました。動物が大好きという小学生の女の子は、私たちの話をじっと聞いた後、一生懸命BCTのパンフレットを読んでくれて、帰り際『大きくなったらお姉さんたちのお手伝いしてね』と声をかけると、大きく頷いてくれました。

彼女たちが大人になる頃、ボルネオの豊かな森が存在し、多くの動物たちが暮らし続けていられることを、心から願わずにはいられませんでした。ご来場いただいた皆様、本当にありがとうございました。

シロカネグローバルフェスタ2009の「piece of 明学」に行ってきました。
5月15日(金) 16日(土)

白金高輪の駅の階段を登っていると、平日では見られない人のにぎわい。中央のステージでは保育園児の和太鼓演奏・・・観客席はカメラを構えた親で満杯。世界銀行やJICA、日本ブルキナファソ協会などの宣伝ブース、アフリカ料理やチキンの丸焼きなどの屋台、スーパーボールつり・・・70店もの出店の中、「piece of 明学」も元気にお客さんを呼び込んでいました。

淡水パールの携帯ストラップやピアスはボードにディスプレイされ(20種も並んでいるとカワイイ)、売り上げがあるとオランウータンにプレゼントできる森が表示され、包装紙にもMGパールの趣旨を説明してある・・これらすべてが手つくり。たこ焼き、カンボジア雑貨も売れているようでした。

ひさしぶりに縁日気分を味わいました。明治学院大学の学生さんたち、ボランティアセンターの方、ありがとうございました。

アースデイ神戸2009に出展。   5月15日(金) 16日(土)

子どもから年配の人々までたくさんの人が市内の緑豊かな公園でエコについて考えるイベントです。第1日目、あいにくの曇り&雨にもかかわらず、多くの人々がBCTのブースの前で立ち止まってくださいました。

「ボルネオって知ってる?」と3人組に聞くと1人は「行ったことある」、2人は「知らん」・・・ということから会話が始まり、緑の回廊計画、パーム油、スタディツアー、定例会など話が広がりました。カンバッチやパールを購入することで緑の回廊計画に協力してくださった方、ありがとうございました。

「あしたも」とはりきっていたのに、新型インフルエンザのため2日目はイベント中止。残念! でも、お隣でおかきを販売していた農家の方とも交流ができ、楽しい1日でした。

板橋区立熱帯環境植物館でのイベント報告   1月11日(日)

 講演会の様子

 講演会の様子

 講演会の様子

連休の中日、ワークショップの会場には小学生からおばあちゃんまで幅広い年齢層の女性が集まり、定刻通りに淡水パールを使った携帯ストラップつくりが始まった。パーツがなくならないように用意されていたのはなんと植木鉢の受け皿、さすが植物館。まだ人手は足りてそうだったので、「らん・ラン・蘭展2009」の会場へ。

綺麗に咲いている蘭たちの奥には、ボルネオで苦しんでいる野生動物たちのBCTジャパンのパネルが展示されている。立ち止まってパネルを読んでくれる方も多く、好調だと思った。子どもたちは蘭よりも昆虫や動物の写真に興味があるようで、「テングサルだ!」なんて声も。行って見ると横塚眞己人さんのミニ写真展の前で、ご本人がJ-COM板橋の取材を受け、「ボルネオに長年通っているが、アブラヤシのプランテーションにわずかに森が残っている現状は見るにたえない。アブラヤシからとるパーム油は、食品や化粧品など日本人も知らないうちにたくさん使っている」と話していた。

ワークショップに戻ると満員御礼、僕もお手伝いに回りました。パールにピンを通して曲げてと手先を使う作業なので無口になりがち。手元がくるってパールが飛んだなどときどき悲鳴が上がりつつも、だんだん慣れてくるとおしゃべりする余裕も。ボルネオに想いをはせてゆっくり楽しめるといいかも。今回のワークショップは材料キット完売の為終了。参加できなかった方、ごめんなさい!ワークショップの参加費(1200円)のうち、600円(5㎡)は緑の回廊の土地購入代としてBCTに寄付される仕組み。みなさん、ありがとうございました。

ワークショップ終了後は、館内見学。熱帯環境植物館という事で熱帯域の魚から植物まで展示されている。温室はうっそうとしていて、ニッパヤシで屋根をふいたマレー風の東屋もあり、去年ボルネオに行ったときのことを思い出した。「オランウータンがこのいちじくを食べるのかなぁ、リーフシルバーモンキーは食べるかなぁ、人間が食べても美味しそうな実だなぁ」なんて考えながら歩いていると時間が過ぎるのもあっという間。売店には、BCTジャパンの淡水真珠のストラップやピアスも並べられ、募金箱もおかせてもらっており、感謝!

ボルネオ、熱帯植物、蘭、全てが?がっています。一つでも興味のある方は足を向けてみてはいかがでしょうか?きっと良い一日になると思います!(BCTジャパン・ボランティア 石上)


2010年報告はこちら

ページトップへ