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井戸掘りプロジェクト:現地での溶接作業

3月に控える井戸掘り本番に向けて、道具の溶接や現地スタッフと設備・機器の確認、購入資材などの打ち合わせのため、上総掘り専門家の河西陽氏と森井理事が2月3日~8日までボルネオ島サバ州に出張しました。

今回採用した『上総掘り』という掘り方では掘り鉄管という道具で井戸を掘り進めます。堀り鉄管の先端部は岩や粘土など土の性質に合わせて交換する特殊なもので、職人が手作りします。井戸を掘り進めるときは掘り鉄管の重量を利用するため長いものは6mにもなります。

河西さんが現地に滞在できる時間も限られていますし、現地スタッフが手作りするにしても見本があった方がいいので、最初は竹ひごも含めた井戸掘り道具を日本から運ぶつもりでした。

海外輸送を手掛けている運送会社に見積もりをとったり国際郵便について調べたりしたところ、1.5m以上の荷物はコンテナをひとつ丸ごと借りないと送ることができないことは、マレーシアでは中古製品の輸入は禁止していること、竹ひごは植物検疫に抵触することなど、コスト以外にもさまざまな問題があることがわかりました。

結局、飛行機に持ち込めるサイズの1.5mまで掘り鉄管を切断し、厳重に梱包して運び、現地で購入してもらった鉄管に溶接することにしました。河西さんが持ってきてくれたのですが、これが40㎏もあり、とにかく重い!

コタキナバルの空港では税関で「これは何?開けて見せて」と質問されました。サバ州野生生物局へのレターと掘り鉄管の写真を見せて、ゾウのために井戸を作るんだというと笑って通してくれました。これまで3か月余り道具の運搬で頭を悩ませていたので、拍子ぬけしました。

巻き尺を手荷物に入れていたら、危険物はダメです、と没収されました。河西さんによると巻尺の没収は「建築関係あるある」だそうです。

現地スタッフは普段から溶接はやっていると聞いていたので、こちらも安心して気楽に構えていました。ところがいざ溶接する場所に案内してもらうと、そこは屋外。

30mもコードを伸ばして電源を確保しましたが電圧が安定しません。

火花が散ったかと思うと次の瞬間は全然反応しなかったり、なかなか大変でした。

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