お知らせ

サントリー世界愛鳥基金贈呈式に出席

2018〜2020年にサントリー世界愛鳥基金の助成で活動していたキナバタンガン川流域におけるサイチョウ類保全プロジェクトが今年度、「ボキナバタンガン川流域において絶滅の恐れのあるサイチョウ類の営巣機会の向上」として再び現地支援に動き出します。

公益信託サントリー世界愛鳥基金第35回贈呈式の様子

サントリー世界愛鳥基金は1973年に鳥類保護の活動を始めたサントリー株式会社が野鳥の保護保全に関わる団体を支援する基金です。「うちは水の会社。自然の恵みがなければ始まらない。」として基金のキャッチコピー “today birds, tomorrow humans” (いま鳥に起きていることは明日の人間にも起きる)を掲げ、長年の環境保護活動を続けられています。

今回は、2022年度からはじまった鳥類保護団体への活動助成部門における「グローバル募集スキーム」への応募しました。これは海外の鳥類保護団体も直接応募できる仕組みで、BCTJは国内における支援団体という位置づけです。ボルネオ島で現地団体と協力して活動するBCTJにはぴったりの仕組みです。

GAIAはサイチョウの人口巣をかける活動に長年取り組んでおり、マレーシア国内でも高く評価されている団体です。

ボルネオに暮らすサイチョウ8種類のうち実に6種類がIUCNのレッドリストで絶滅のリスクレベル評価が引き上げられ、サイチョウ類の保護活動はまったなしの状態です。

そして人工巣の設置プロジェクトが成功しても、森林の減少に歯止めをかけられなければ絶滅は避けられません。人工巣のプロジェクトを見守っていただきながら、引き続き緑の回廊プロジェクトの活動へのご支援をよろしくお願い致します。

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